バージョンアップが必要な理由

今回はWordPressのバージョンアップの方法をご紹介します。

その前に、バージョンアップってそもそも必要なの?という疑問にお答えします。

WordPressというのはソフトウェアの1つです。

ソフトウェアのバージョンアップというのは大きく2つの目的があります。

1つは機能向上で、もう一つがセキュリティ性能の向上です。

性能は今のままでいいという考え方もありますから、バージョンアップをスルーすることもありえます。

ただ、後者のセキュリティアップはある意味”義務”に近いですからスルーできません。

なぜ、義務とまで言えるのか?

なぜなら、自分の使っているソフトウェアが乗っ取られて他人のサイトを攻撃するのに使われる可能性があるからです。

自分に起こる被害も大問題です。

ただ、それよりも自分の”不始末”のために他人に迷惑をかけるというのは今の時代は知らなかったでは済まないという側面があります。

結論としては、バージョンアップはやる必要があります。

適切なバージョンアップの頻度

次に、バージョンアップの頻度はどれぐらいが適当かという話をします。

私の経験上の感覚的な話になりますが、理想は半年に1回、悪くても1年に1回はやった方がいいと思っています。

ただし、このタイミングでやるバージョンアップは徹底的なバージョンアップ作業になります。

身体検査に例えれば、フルコースの人間ドックレベルの作業になります。

メジャーとマイナーの違い

話が少し逸れますが、バージョンアップには、メジャーバージョンアップとマイナーバージョンアップというレベルの違いがあります。

メジャーとマイナーの違いは、大幅、小幅の違い、大規模、小規模の違いと思ってもらって間違いではありません。

小幅の方であるマイナーバージョンアップというのは、不具合(バグ)の修正などが主な内容で新規の機能が追加されることはあまりありません。

バグの修正ですから、逆に言えばWordPressのマイナーバージョンアップの方は頻繁にやる必要があります。

また、レンタルサーバーによっては自動的にやってくれるところもあります。

例えば、ロリポップレンタルサーバーなどは簡単インストールを使っている場合は自動的にやってくれます。

また、自分で手動でインストールした場合もWordPressダッシュボードから気軽に更新ボタンを使って作業してもほとんど問題は起きません。

マイナーとメジャーの違いは、バージョンの数字を見ると分かります。

4.8 ⇒ 4.9 はメジャーバージョンアップです。

4.9 ⇒ 4.9.1 はマイナーバージョンアップです。

バージョンアップ作業が難しい点

一方で、メジャーバージョンアップは気軽に行えない側面があります。

理由は、大きく2つあります。

1つ目は、プラグインが新しいバージョンに付いてこられない、つまり対応していないケースがあるからです。

WordPress本体をメジャーバージョンアップした瞬間にプラグインが使えなくなることよくあります。

このため、今使っているプラグインを使い続けるために、WordPress本体のバージョンアップを見送るケースもあるぐらいです。

ただ、これは健全やり方ではなく、やはりバージョンアップを止めてしまっている、つまり開発が中止されたプラグインは使うのを諦めるのが本筋です。

もちろん、一時的にWordPress本体のバージョンアップを我慢して、移行の時間稼ぎをするのはアリです。

ただ、そのまま使い続けるのはやはり個人的な意見としては論外です。

なぜなら、ネット上でソフトウェアを使っている人間としての義務を履行していないと言えるからです。

2つ目は、PHPのバージョンアップが絡んでくることです。

PHPというのは、WordPressを動かすためのソフトウェアのことです。

例えるなら、Excelを動かすためにWindowsがあると思うのですが、ExcelがWordPressに当たり、WindowsがPHPに対応すると思ってください。

新しいバージョンのWordPressを使おうとすると、それを動かせるPHPもバージョンアップが必要になることがあるのです。

また、PHPもソフトウェアですから、WordPressと同様に性能向上とセキュリティアップのためにバージョンアップが行われます。

ですから、PHPの方のバージョンアップも利用者としては義務となります。

PHPのバージョンアップについては後述しますが、レンタルサーバーの管理画面から行います。

具体的なWordPressのバージョンアップの方法

それでは、具体的なWordPressのバージョンアップの方法をご紹介します。

ただし、今回ご紹介する方法は、WordPress本体のバージョンアップに付いて来れないプラグインは切り捨てるという前提です。

そこまで詳細な考慮をしての方法は書き切れませんのでその点をご注意ください。

(1) まず、管理画面のプラグイン一覧で、今動いているプラグインを全て停止します。

(2) 最新のWordPress動かすのに必要なPHPのバージョンを以下のサイトで確認します。

ダウンロード

(3)次にレンタルサーバーの管理画面を開いて、WordPressサイトを動かしているPHPのバージョンを確認します。

必要に応じてPHPのバージョンを変更します。

例えば、エックスサーバーでしたら以下のようなページを参考にします。

https://www.xserver.ne.jp/manual/man_program_php_ver.php

※他のレンタルサーバーも「(サーバー会社名) php バージョン」で検索すれば情報が出てきます。

(4)そして、WordPress管理画面のダッシュボードに移動して「更新」を行います。

(5)本体のバージョンアップが終わったらプラグイン一覧に移動して、全てのプラグインのバージョンアップを行います。
バージョンアップが終わったらプラグインを動かしてください。

(6)以上の作業が終わったら、管理画面、公開サイト共に表示確認をしてください。

(7)動きがおかしい場合は、ほとんどのケースでプラグインが悪さをしています。
そこで、一度”全て”のプラグインを停止して、1つずつ動かしながら問題を起こしているプラグインを見つけてください。

見つかったらそのプラグインが原因ですので、とりえあずそれを使わないで運用を続けます。

どうしてもそのプラグインを使い続ける場合は、ネットで情報を探すなどして問題を解決するしかありません。

代わりになるプラグインがあるなら、そちらに乗り換えるのもアリです。

以上です。