データドリブンのDrivenとは?

書店に並ぶ本のタイトルに、少し前から”データドリブン”というワードが目に付くようになりました。

”データドリブン”

直感的には意味が分からないと思う人がほとんどだと思います。

ところで、プログラム開発の手法として”イベントドリブン”という方法があります。

ユーザーや外部の別のプログラムなどが引き起こすイベントに”対応する”形でプログラムするということです。

私は元々IT技術者なので、この「ドリブン」の意味が直感的に分かりました。

「イベント駆動型」と日本語では表現され、この”駆動型”という日本語が直感的にはわかりやすいかもしれません。

英語ではDrivenと綴ります。

一般の人には、自動車でのドライブ(Drive)が直感的に関連して理解を助ける言葉だと思います。

driven(ドリブン)はdrive(ドライブ)の過去分詞であり、そして、形容詞では「突き動かされた」と訳されるようです。

今さらマーケティングでデータドリブンの理由

話を「データドリブン」に戻します。

書籍のタイトルになっているデータドリブンは、マーケティング用語です。

そしてデータドリブンとは、売上データやマーケティングデータ、WEB解析データなど、データに基づいて判断・アクションすることだそうです。

当たり前の話に過ぎません(笑)

もともと、ビジネスというのは”結果”から軌道修正していくものなのである意味「今さら?」という感じですよね。

ただ、昨今は、ITによって以前と状況が大きく変わってきました。

蓄積されるデータが膨大で多岐にわたり、そして何よりも正確に保存されるので、これを緻密に活用しようという話のようです。

かなりレベルの高い話で、高度なスキルが必要になります。

ところで、また書籍のタイトルに話が戻りますが、データドリブン以外にも「ドリブン」はいろいろな分野で使われるようになっています。

そのため、多く書籍にタイトルで目にするようになりました。

Amazonで検索してみたのですが、ざっと出てきただけでも例えば、
 モチベーションドリブン
 ハートドリブン
 イベントドリブン
といったワードが含まれたタイトルがでてきました。

最後の”イベントドリブン”は、プログラム開発の手法ではなくて”株式”の世界のイベントのようです。

モチベーションドリブンは、やりたいことから動きだそうといった感じでしょか?

ハートドリブンも自分の心からはじめようとかそういった感じかもしれません。

本を読んでいないのであくまで想像でしかありませんが、多分当たらずとも遠からずだと思います。

「お困り事ドリブン」とは

私は新しいビジネスのヒントを見つける手法として”お困り事ドリブン”というのをご提案します。

この手法は、高度なスキルは必要ありませんので安心してください。

要するに、お客様の”お困り事”から新たなビジネスのヒント、そしてサービスを考えると言うことです。

これも言ってしまえば、誰でもやっていることです。

ただ、あえて流行の”ドリブン”というワードを付けて再度注目するきっかけにしました。

「お困り事ドリブン」の特徴

自分のやりたいことがお客様のニーズにマッチしているかどうかはやってみないとわかりません。

ただ、お客様のお困り事から駆動して考えられたサービスは高確率でニーズにマッチします。

そこで、まずはお困り事をリストアップします。

その際の注意点としては、まずターゲットを絞り込む方がいいと言うことです。

絞り込んだ上で、お客様のお困り事を考えたり、あるいはリサーチする方が精度が上がります。

また、セールスする際にも、ターゲットが絞り込まれている方が反応が取りやすいです。

「お困り事ドリブン」の手順

手順としては、ターゲットのお困り事をひたすらアウトプットします。

紙にペンで書き出してもいいですし、PCに打ち込んでもいいですし、スマホに音声入力してもいいと思います。

この際に、まずは自社(自分)でできるかどうかは考えずに、ひたすらお困り事にフォーカスするのがいいと思います。

アウトプットする数も、お困り事の大小を気にせずに100個から300個ぐらい出せるといいと思います。

次に、そのお困り事の中から自社(自分)で解決できるもの抜き出します。

そして、この中かから利益率の高いモノをサービス化します。

ただ、選択肢があるなら利益率に大差なければ自社(自分)のやりたいことを選んだ方がいいと思います。

それと、利益率の低いことは、サービス化した利益率の高いことの特典として付けるといいと思います。

「お困り事ドリブン」のWeb集客

そして、これをWeb集客につなげます。

次に考えるのは、Web集客の王道である”検索ワード”です。

そのお困り事を解決するためにユーザーはどんな検索ワードを使うでしょうか?

今度は、検索ワードをなるべく沢山抽出します。

ただし、注意点があります。

最終的には、実際に使われているキーワードにする必要があります。

抽出したキーワードが実際に使われているキーワードであるかを調べてください。

「Googleサジェストワード」などで検索するとツールが出てくるのでこれらを使って下さい。

検索ワードが抽出できたら、それらのワードをセールスページに埋め込んで文章を完成させてください。

後は、検索広告(リスティング広告)でそれらのワードを使って広告を出稿するだけです。