継続さえできれば目標は達成できる

継続さえできれば達成できない目標はないのかもしれません。

ただ、問題は継続するためのモチベーションが維持できないことです。

先日読んだ本に書いてあったことに私のアンテナが反応しました。

それは、継続のモチベーションとして”ゲーム”を使うということです。

ゲーミフィケーション

話は、2012年ぐらいまでさかのぼります。

テレビからの情報だったと思うのですが”ゲーミフィケーション”という考えを知って飛びついたことがあります。

うまく使えればこれはビジネスに大きく活用できると直感が働きました。

当時に本が何冊か出ていて2冊ほど読んだ記憶があります。

その中の一冊『ゲームにすればうまくいく 〈ゲーミフィケーション〉』という本も読んでみましたが、あまり参考にならなかった記憶があります。

”うまくいかせる方法”が具体的に書いてなかったのだと思います。

ところで、「ゲーミフィケーション」の意味ですが、wikipediaでは、

課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般。この言葉は「日常生活の様々な要素をゲームの形にする」という「ゲーム化」から派生し、2010年から使われはじめた。

と解説されています。

このワードはメジャーではありませんが、当時からゲームの概念が実生活を豊かにするための手法として以前から注目されていたということです。

鋼の意思作成ガイド

話を先日読んだ本に話を戻します。

この本は”鋼の意思”作成ガイドと称されている『QUEST 結果を勝ち取る力』という本です。

計画通りに行動するための鋼の意思を作る方法を解説した本です。

ただ、「鋼の意思」というのはあくまでもキャッチフレーズであって、内容はいかに無理なく行動するかが解説されています。

つまり、鋼の意思などなくても無理なく計画通りに行動するためのテクニックがまとまっています。

ちなみに、著者の池田貴将さんというのは結構有名な方みたいです。

飽きるのは感情

この本の中で”ゲーム化”することで継続するという話が出てきたのです。

そして、以前の「ゲーミフィケーション」の記憶が蘇った訳です。

本の中で書かれているのは、

”飽きると続かなくなる”ということ。

そして、”飽きるは感情の1つ”ということ。

これを感情と考えると、飽きたならばそれは”方法を変えるべきタイミング”であるということ。

そして、飽きさせない方法の1つが「ゲーム」にしてしまうこと。

ということでした。

人は、それをゲームと認識すると夢中になって継続できるということらしいのです。

ゲームとは?

確かにその通りだと思いますが、では「ゲームとは何なのか?」ということになります。

次の4つが、ゲームと認識するための要素と本に書いてありました。

1.勝つことができる(winable)
 ⇒どうすれば勝ちなのか。そのときそのときの勝利条件を決める。

2.自分にとって目新しい(novel)
 ⇒同じ事の繰り返しではない。課題を少しずつ難しく設定する。

3.自分が今どこにいるか(feedback)
 ⇒どこまで進んでいるか、目で見えるようにする。

4.どうなれば終わりか(goal)
 ⇒最終的なゴールを明らかにする

ただ、残念なことに本の中に書かれていたのはここまででした。

これだけの情報では、例えば自分の計画をゲームにするには説明が抽象的過ぎて難しいです。

モチベーションにはニーズが多い

そうは言っても、この方法を諦めるのはもったいないです。

なんとか”ゲーム化”にチャレンジしてみる価値があると思っています。

そして、これを再現可能なノウハウにできれば、かなり世の中に貢献できると思ってもいます。

一般的に、特にビジネスの世界では、モチベーション維持、アップについてはニーズが多いです。

「そもそもモチベーションなんて上げるものではない、内側から溢れてくるものだ」と言う人もいます。

自分の意思が弱いと思って悩んでいる人にとっては、身も蓋もない表現でがっくり来ると思います。

確かに、モチベーションは無理矢理上げるものではないかもしれませんが、”飽きる”というのは多かれ少なかれ避けて通れないような気もします。

その際に、文字通りの”鋼の意思”がないと続けられないのであればやはり万人向けではないということになります。

また、鋼の意思のようなものを持っている人であっても”飽きる”という要素は少ないに越したことはないはずです。

少しずつゲーム化する

最初から自分の計画を完全にゲーム化するのはハードルが高すぎます。

そこで、ゲームの要素を少しでも入れて継続しやすくするところから始めるでもいいと思います。

ちなみに、私は甥っ子にブラインドタッチを教えています。

11歳の子供なのでブライドタッチ単体の作業はかなりつまらないはずえす。

実際に、これだけやらせると直ぐに飽きてしまいます。

そこで、必ず打ち込む文字の目標を決めてそれを終えるまでかかった秒数を測ってそれを記録させています。

例えば、アルファベットをaからzまで打ち込むのにかかった時間を計るわけです。

それだけも、プチゲームになって結構飽きずに取り組んでもらえてます。

子供騙しと言えばそれまでですが、大人だって大差ありません。

事実、スタンプラリーやシールを集めるなどは大人でも結構夢中でやるはずです。

この理由は、人というのは多かれ少なかれコレクター癖があるからみたいです。