類似オーディエンスを使う準備

すぐにやって頂きたいのはピクセルの設置です。

Facebookピクセルのことですが、ピクセルコードというやつをあなたのホームページに埋め込む作業です。

埋め込むだけなら、お金をかからないですし、何の損もしません。

ただ、埋め込んで設置しておかないと、今日お伝えするFacebook広告でできる”すごいこと”というか”おもしろいこと”ができません。

リストを蓄積する

Facebookピクセルを設置すると、あなたのホームページにアクセスしたユーザーのデータが蓄積されます。

ただ、設置が遅れるとデータが溜まるのが遅れますし、設置しないと全く何もできません。

ですから、くどいですが、すぐに設置です。

このページを読むのを中断して、すぐにググって設置してください。

(でも、また続きを読みに戻ってきてくださいね!)

リストの用途はリマーケティングが一般的

では、この蓄積されたこのデータで何ができるのか?

一番分かりやすいのは、リマーケティングという手法で、一度訪問してくださったユーザーに追っかけ広告を表示することができます。

リマーケティングについては、比較的一般的なのでご存じの方も多いと思います。

あなたもリマーケティングされたご経験あると思います。(もちろん、私も頻繁にリマーケティングされています。)

Googleアドワーズでも、Yahoo!プロモーション広告でも同じことができます。

そういう意味では、GoogleアドワーズとYahoo!プロモーション広告のタグも埋め込んでおいた方がいいわけです。

ただ、Facebook広告の場合は、GoogleアドワーズやYahoo!プロモーション広告ではできないことができます。

それが、すごいというか、おもしろくて是非トライして頂きたいのでこれからそのお話をお伝えします。

Facebook広告における3つのオーディエンス

Facebook広告には、「オーディエンス」という概念があります。

これは、ターゲット層のことで、広告を出稿する範囲という感じです。

オーディエンスには、3つ種類があって

(1) コアオーディエンス

(2) カスタムオーディエンス

(3) 類似オーディエンス

があります。

コアオーディエンス

「(1)コアオーディエンス」が一番シンプルに使えます。

しかも、これに関しては、ピクセルの設置は不要です。

具体的には、性別、年齢、住んでいる場所、そして、Facebookならではのデータとしての趣味嗜好などでターゲットを絞り込めます。

趣味嗜好のデータというのは、Facebookが持っているデータの特徴とも言えるかもしれません。

膨大な個人情報を持っているFacebookならではのデータかもしれません。

具体的には、”交際ステータス、ライフスタイル、興味・関心”などデータが使えて、それで絞り込めるのです。

例えば、”結婚していて、猫好き”といった感じでの絞り込みが可能です。

いかにも、うまく絞り込めて、反応が取れそうですね!

衝撃の事実・・・

ところが・・・

ちょっと違うんです。

ここで、非常に価値のある情報をお伝えします。

このページでお伝えする情報のメインイベントです。

この”交際ステータス、ライフスタイル、興味・関心”などのデータはオーディエンスの絞り込みには使わない方がいいのです!

これでは、「Facebook広告でこれを使わないともったいない!」あるいは「Facebook広告の意味がない!」と思う人も多いはずです。

ただ、使わない方がいいといい切れるには理由があります。

それは、Facebook主催のセミナーでFacebookの講師自身がそのように言っているからです。

ウソみたいな話ですが、これは厳然たる事実です。

理由は、この部分は、Facebook広告の”最適化プログラム”に依存した方がいいということらしいです。

つまり、「勝手にFacebookが最適化して最高の結果を出すので、あなたは何もしないでもいいですよ。」という感じらしいのです。

最適化プログラムの効果をアップさせる

では、私たちは何をすればいいのか?

極端に言えば、何もやらなくてもFacebook広告の最適化プログラム(AI)が勝手にやってくれるので何もしなくてもいいかもしれません。

ただ、その最適化をもっとある意味劇的に効果的にする作業があります。

それは、「(2)カスタムオーディエンス」そして「(3)類似オーディエンス」を使う事です。

私たちが、オーディエンスの絞り込みに使うべきなのは、「(2)カスタムオーディエンス」と「(3)類似オーディエンス」です。

カスタムオーディエンス

「(2)カスタムオーディエンス」には、いくつか種類がありますが、代表的なものは2つです。

カスタムオーディエンスというのは、自らの持つデータを使って作るオーディエンスです。

1つ目は、自分の顧客リスト(メールアドレス)をベースに作るもの、もう一つは、自分のホームページにアクセスしてきた人をベースに作るものです。

今回は、後者のホームページにアクセスしてきた方の話をします。

(ちなみに、自分の顧客リスト(メールアドレス)をベースに作る方も強力ですが、こちらの話はまた別の機会にします。)

そして、ホームページにアクセスしてきた人のデータを溜めるために、Facebookピクセルコードの埋め込みが必要になるのです。

そして、「(2)カスタムオーディエンス」をそのままオーディエンスとして使うのがリマーケティングです。

つまり、追っかけ広告です。

ここまでは、ある意味普通です。

知っている人も多いし、やっている人も多いです。

すごくて、おもしろいのはここからです。

類似オーディエンス

「(2)カスタムオーディエンス」をベースに作る「(3)類似オーディエンス」が強烈な機能なのです。

カスタムオーディエンスをベースに類似オーディエンスを作ると、アクセスして来た人は除外されて、アクセスしてきた人と属性の近い人がオーディエンスになります。

これがどれぐらい価値の高いオーディエンス(ターゲット層)であるかご理解頂けるでしょうか?

自分の力だけではタッチできないターゲット層に効果的にアクセスできるのです。

こんなすごい絞り込みが、類似オーディエンスを使うとできてしまうのです。

つまり、ここまで絞り込んでしまえば、コアオーディエンスで趣味嗜好なんてこねくり回す必要はありません。

後は、Facebook広告の高性能AIによる最適化に任せればいいという話なのです。

もちろん、話はそれほどシンプルでも甘くもなく、ソースとなる「(2)カスタムオーディエンス」にある程度のボリューム(アクセス数)がないと「(3)類似オーディエンス」は作れません。

だからこそ、今すぐに、あなたのホームページにFacebookピクセルを設置してください。

カスタムオーディエンスは種類が多い

ちなみに、ソースとなる「(2)カスタムオーディエンス」には、いろいろな種類があります。

先ほど、代表的な2つと表現しましたが、もう一つ大物がいます。

そして、小物もいます。(というか分かりにくいやつがいます。)

私が大物と読んでいるのは、ちょっと使い方が分かり”エンゲージメント”という名称で表現されています。

具体的には、Facebookページなどへのアクション(いいね、動画再生など)をベースに作るオーディエンスだそうです。

私もまだまだ使いこなせていません。

ただ、すごく興味をそそられます。

もちろん、エンゲージメントを使うためには、Facebookページを運用する必要があるので面倒です。

ただ、使いこなせるときっと”おもしろい”感じています。

また、これら大物以外にもいろいろ種類があって、カスタムオーディエンスは頻繁に更新されたり追加されています。

Facebook広告は、追加や更新が頻繁で付いていくのが大変です(笑)

頭で理解するよりも実践する

さて、ちょっと取っ付きにくいオーディエンスという概念なのですが、おもしろさを感じようという遊び感覚で取り組んでもらうとだんだんと分かってくると思います。

書籍やネットの情報もありますが、読んでいるだけでは恐らく腑に落ちてこないと思います。

私もやってみて、結果が出て始めてワクワク感が向上してきました。

そして、実感しました。「これはすごい」と・・・

もちろん、広告なのでお金はかかります。

ただ、ビジネスの投資としては十分価値があると思います。(私はFacebookさんの回し者ではありませんが・・・)

今回の話だけではよく分からなかったという方も、Facebookピクセルコードの埋め込みだけは直ぐにでもやってください(笑)

埋め込みの方法は、ネットでググればいくらでも見つかります。

オーディエンスを使うチャンスが来たときにデータさえ溜まっていれば直ぐに作業ができます。