オーディオブックAudibleという聴き放題サービスで聴いた本がそのままKindle Unlimitedの読み放題であれば、その両方のサービスを使っていると聴いて価値を感じた本を躊躇なく読めることになります。そして、私の実感としては、両方のサービスのラインナップは重なっていることが多いです。
本読んでますか?
 
読んでない方、読んでいても1週間に1冊以上読めてない方、今回の内容がためになる可能性が高いです。
 
私の個人的な意見や感想ではなくて、いろいろな方が言っていることですが、人生100年時代、常に勉強していない人の多くが苦しい老後、言い換えると、生き方の選択肢が限られた老後を過ごすことになると思います。
 
何度かご紹介しているAudibleですが、これは聴く読書のためのオーディオブックサービスです。
 
そして、これも何回かお伝えしましたが、このサービスが聴き放題になったのです。
 
今回特にお伝えしたいのが、Kindle Unlimitedという電子書籍の読み放題サービスとの組み合わせなのです。
 
 

本に求めることを確認する

 
今回ご紹介するのは、本をオーディブルで聴いて、その内容に価値を感じたらKindleブックで読み直すという話です。
 
そして、オーディブルというサービスは聴き放題、すべての本が対象ではないのですが、Kindle Unlimitedは読み放題で、しかもそれらの本のラインナップが共通していることが多いことが、最近の私の発見なのです。
 
そこで、この2つのサービスを同時に使わない手は使わない手はないと思って今回お伝えします。
 
ただ、その前に勉強が必要という話ですが、ただ闇雲に本を読むというのは能がないというかあまり意味がないかもしれません。
 
まずやるべきことは、本を読むことで何を求めるか確認するという作業です。
 
勝間和代さんも本を読むことを強く勧められていて、そういったことを伝える本も出されています。
 
この本ですね。
 
確か、この本の中で述べられていたのだと記憶していますが、本の読み方として「どのようなことをこの本の著者に聞きたく、この本を読んでいるのか」という目的意識、問題設定が最も重要と言われています。
 
つまり、ゴール設定です。
 
例えば、勝間さんのゴールは、
 
”労働時間にも勤務時間にもとられえることなく働くことができ、自分が好きな趣味やサービスには十分に時間もお金も使えて、他方で銀行の口座残高や証券会社の口座残高が減ることについては全く心配しなくてもよいという状態”
 
”一生の間で心身共に健康で、認知症にかかることもなく頭もしっかりしたまま長生きをする”
 
だそうです。
 
こういったゴールを達成するために必要な知識を本の著者から聞くというスタンスで本に向き合うと、ただ漠然と読んでいるよりも頭に入りやすいです。
 
そして、関係のない内容はスルーできますし、またその本自体が関係ないのであれば早い段階で読むのを止められるわけなので合理的です。
 
もちろん、最初からそこまで合理的には進められないとは思いますが、こういったゴールを設定しておくのと、そうでないのとでは大きな違いが出ると思うのです。
 
 

オーディオブックのメリット

 
オーディオブックのメリットは、読み始めるよりも聞き始める方が圧倒的に億劫さを感じない事です。
 
これは、動画にも言えるのですが、動画は画面を見る必要があるので、ながらのタイミングでは、音声に軍配が上がります。
 
次に、オーディブルの聴き放題のメリットは、言うまでもなく値段を気にすることなく本を聴けるということです。
 
そして、個人的にメリットと感じていることは、お金がかかるならまず手に取ることはないであろう本にも手を出せるということです。
 
お金を出すとなると、言うまでもなく自分の興味ある分野や親しみのある分野の本に偏りがちです。
 
そうなると、そういった分野の知識についてはある程度までは深まり詳しくなりますが、いくら冊数を読んでも知識の幅が広がりません。
 
また、紙の本、もちろん電子書籍も含みますが、興味のないジャンルの本は読み始めるのが結構おっくうであるため買っても読まずに積ん読状態になる可能性が高いと言うことです。
 
その点、オーディオブックはタップすれば再生が始まりますから、読み始めのハードルが低くてとてもお手軽なのです。
 
また、私の場合は、毎日のウォーキングの際に聴くようにしていますので、再生開始して歩き始めると強制的に聴いている状態になります。
 
嫌でも1時間ぐらいは、興味のない本の内容を聞くことになります。
 
事実、おもしろくない内容を1時間ぐらい聞いてしまうこともよくあります。
 
このように、ジャンルを問わないで手を出せるオーディブルですが、個人的な経験から言うと、それでもかなり意識して本を選ばないと自分の好みに偏ります。
 
ですので、少々大袈裟になって自分がまったく興味のないジャンル、あるいは嫌いな分野の本を選ぶようにした方がいいと思います。
 
私は時には嫌いな著者の本を選んだりもします。
 
このようにして、幅広いジャンルの本の中から自分の必要とする知識についてのヒントが得られる可能性があることを期待するわけです。
 
 

文字も読んでアウトプットもする

 
私の場合は、オーディブルで最初の1時間を聴いてみて、あまりにも苦痛な本はその時点でやめて別の本に移ります。
 
そこまで苦痛でない場合は、最後まで聴き終えます。
 
本の種類にもよりますが、2倍から2.5倍速で聴けば3,4日で読了できますので、1週間で2冊は楽勝です。
 
2.5倍速が早いと思われたかも知れませんが、全く早くありません。
 
実際に聴いてもらえばわかりますが、普通の成人なら標準速なんて遅すぎるのです。
 
また、速い方が頭に入りやすいことも実感できると思います。
 
そして、聞き終わった後ですが、その本の内容に参考になる箇所が多そうと感じたり、あるいは気になったフレーズや情報があった場合は、実際の本を読みたくなるところです。
 
あくまでも私の経験上の実感なのですが、オーディブルのラインナップに入っている本の多くは、Kindle Unlimitedの対象の本になっていることが多いのです。
 
Kindle Unlimitedの対象の本なら迷わず読めることになります。
 
無料でなくても、紙の本よりもかなり安い場合も多いです。
 
また、一度聴いた本なので、かなり早いスピードで読めてすらすら頭に入ります。
 
そして、自分が欲しい情報、気になっていた情報にすぐにたどり着くこともできます。
 
もちろん、読むのは2回目なので、知識の定着もいいはずです。
 
ところで、オーディブルを聴く端末はスマホがベストで十分なのですが、Kindleブックを読むための端末としては、スマホでは読みにくいと感じるかもしれません。
 
スマホでも、文字サイズは大きくできるのですが、画面サイズが小さいので、ページ送りの回数が増えてしまいます。
 
人によっては読んでいる気がしないはずです。
 
また、2回目なのでより速く読めるという意味でも1ページでの情報量が多い方がストレスもなく効率がいいと思います。
 
パソコンを普段使っている人は、パソコンのKindleアプリがありますので、画面も大きいのでいいと思うのですが、できればタブレットがあるといいと思います。
 
タブレットは、iPadである必要はないですし、Kindle端末なら安く手に入りますのでおすすめです。
 
 
最後に、何らかの方法でアウトプットをすると知識として定着すると言われます。
 
例えば、人に話す、まとめてブログやSNSで発信するなどです。
 
リアルな反応があるので人に話すのはいい方法ですが、相手をしてくれる人がタイミングよくいない場合も多いと思います。
 
やはり、ネットを使う方法が現実的でコストもかかりません。
 
私は、気づいたことをあくまで気軽にコンパクトにまとめて、SNSにアップする方法をとっています。
 
たまにコメントくれる友だちもいるので、モチベーションにもなっています。