ドルコスト平均法で株式投資するならインデックスファンドなどの堅実なものを買うべきです。暗号通貨など今後どうなるかわからないものに本気で投資をするのには向きません。ただ、市場が動揺して値下がりしたりすると、やっぱりドルコスト平均法は強いと感じます。

ドルコスト平均法とは

 
「ドルコスト平均法」という比較的堅実な株式投資方法があります。
 
ウィキペディアには、「ドル・コスト平均法とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して積立投資をする。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。」とあります。
 
まとまった予算があってもまとめて買わない理由は、いわゆる高値掴みを防ぐためです。
 
株式相場は、常に値動きをするため買ったタイミングがベストであるとは限らないからです。
 
分割して買うと、下がっているときは多く買い、基準価額が上がっているときは少なく買うことになるのでトータルでのリスクが下がるわけです。
 
また、定額を購入するのもミソで、感情を介入させて安いからたくさん買うなどということが起こりえません。
 
相場がどう動いていても、機械的に常に一定金額を買い続けるわけです。
 
株式相場は、過去数十年の値動きを見ると明白ですが、右肩上がりに値上がりします。
 
そして、購入する株式をインデックスファンド、という市場の動きを示す特定の指数と同じ値動きをするように運用される投資信託、にすることで、ローリスク、ミドルリターンの投資になります。
 
大儲けもできませんが、大損もしません。
 
まず、この投資の方法が、ローリスクである理由は、中長期的に持ち続けるならまず元本割れはないからです。
 
次に、ミドルリターンである理由は、最低でも10年以上、できれば20年程度を想定すれば、そこそこの利益が期待できるということです。
 
ただし、長期投資なので使わないお金がある人にしかできない投資とも言えます。
 
けっして生活費を削ってする投資ではありません。
 
今は銀行に預金を預けても金利はほぼゼロですから、それならば投資というより預けておく感覚でインデックスファンドへという感じです。
 
もちろん、いざという時は解約して引き出せます。(手数料はかかります。)
 
ただ、私はこの手法を他人にお勧めしているわけではありません。
 
なぜなら、まだ私も始めたばかりだからです。
 
ご興味のある方は、勝間和代さんや厚切りジェイソンさんの名前で検索してもらうとドルコスト平均法やインデックスファンドに関する情報が見つかると思います。
 
今回お伝えしたいのは、堅実なインデックスファンドではなく、怪しいといわれる暗号通貨の話です。
 

ドルコスト平均法の利点を感じた瞬間

 
私は、ドルコスト平均法でインデックスファンドに毎月投資ならぬ貯金をしています。
 
これは、将来のための本気の貯金です。
 
一方で、趣味でやっているドルコスト平均法による投資があって、それが暗号通貨への投資です。
 
投資金額については、その金額をご紹介するのをためらうほどの小額です。
 
真面目な話をすると、本気の貯金というのは、あくまで平均的な収入の場合ですが、可処分所得の10%未満が適切だそうです。
 
一方、趣味というか遊びで投資するなら、可処分所得の1%未満にすべきでしょう。
 
私も暗号通貨への投資額(?)は1%未満です。
 
取引には、Coincheckというサービスを使っています。
 
Coincheckのアプリでは、自分が購入した暗号通貨の値動きが一目でわかるので、それを日々観察して楽しんでいるわけです。
 
小額とは言え、実際に所有しているので値動きに対する当事者意識があって刺激的です。
 
また、小額とはいえ、毎月定額を買っているので徐々に資産として増えていきます。
 
そして、もちろん値上がりしたりするとうれしいです。
 
ただ、暗号通貨はここしばらくずっと値下がり傾向で、値が上がったのは私が購入を始めてからはたったの一度だけです。
 
そして、今は例のあの事件のせいで一気に相場が落ち込んでいます。
 
これが、ドルコスト平均法に利点を感じた瞬間でした。
 
 

相場は感情で動く

 
 
まだ積み立てた金額が小さいというのもありますが、私は自分が暗号通貨に投資したお金が当然のように返ってくるとは考えていません。
 
エンタメへの消費と割り切っています。
 
仮に、Coincheckさんが倒産したり、あるいは詐欺にあって、私の資産まですべて持って行かれてもさほどショックも受けないと思います。
 
つまり、現時点では、暗号資産についてはその程度の捉え方なのです。
 
 
先日、2022年11月12日頃でしたか、米国の暗号資産交換業大手「FTXトレーディング」という会社が破産しました。
 
これが発端となり、暗号資産市場が動揺して、一気に暗号資産が全体的に値下がりしました。
 
私の資産も値下がりしました(笑)
 
そして、この瞬間にドルコスト平均法は強いと思ったのです。
 
なぜなら、このタイミングで買えばたくさん買えるわけです。
 
「暗号資産の相場が戻らないのでは?」と言う心配はありますが、中期的に考えれば戻ると私は考えています。
 
なぜなら、ちょっと中身を精査すればわかりますが、FTXトレーディングの破産は暗号通貨自体の信頼を下げる理由にはならないからです。
 
暗号資産相場が全体的に下がったのは、ただ単に、暗号資産を持っている人たちが動揺しただけです。
 
資産相場は、投資家の感情が動くとそれに連動しておもしろいように動きます。
 
ドルコスト平均法で、機械的に淡々と定額を買っていれば勝てるという理由はここにあります。
 
ただ、暗号資産相場については、この先も右肩上がりである保証はありませんから、ドルコスト平均法でも勝てるかどうかわかりません。
 
ただ、インデックスファンドについては、そのことを否定する人の方が少数派です。
 
投資や金融に詳しい人の大半は、この先もずっと右肩上がりだろうと言うと思います。
 
個人的には、怪しいと言われ続けている暗号資産相場も長期的には右上がりだろうと思っています。
 
ただ、これは、あくまで個人的な希望的な観測ですので軽く流してください。