こんにちは、藤田です。

今回もメルマガをお届けします。

1. Bingのチャット機能が全ユーザーに開放された件

Microsoftさんの検索エンジンBingのチャット機能がchatGPTと同じようなAIによる文章AIチャットであること、そして、そのチャット機能は招待制であり、申し込まないと使えないということを過去お伝えしました。

また、ChatGPTとはひと味違うので是非とも使ってみて下さいというお話もしました。

そして、今回は、このBingのチャット機能が全ユーザーに開放されたということをシェアさせていただきます。

つまり、申し込み不要ですぐに使えるということです。

ただし、Microsoftアカウントは必要なのでそれだけは作って下さい。

さらに、これまではMicrosoftさんのブラウザであるEdgeを使わないと使えなかったのですが、Chromeブラウザでも、拡張機能を追加すると使える様になりました。

Chrome拡張機能は、「Bing Chat for All Browsers」でググればすぐにインストールして使える様になります。

さらに、さらに、iPhoneのアプリで「Microsoft Bing Search」をインストールすればiPhoneでも使えるようになります。こちらもMicrosoftアカウントでのログインは必要です。

ChatGPTをストレスなく使いたい、また最新のGTP-4を使いたいなら月額20ドルの有料サブスク「ChatGPT Plus」が必要ですが、こちらは無料で使えます。

繰り返しになりますが、Microsoft独自の作りも盛り込まれていて、ChatGPTとは返す答えが違い最新情報にも強いです。

2. AIの第一人者である東大松尾教授の提案

自民党のAIに関するプロジェクトチームというのがあって、各回で有識者が登壇されていて、その第2回目に松尾教授が話された内容が話題になっていました。

資料をご覧になりたい場合は「松尾教授資料 自民党ai」なんかでググってもらえば見つかると思います。

その中で、日本が今後どうすべきなのかの戦略を話されていて、その中にChatGPTのような大規模言語モデルを日本も自ら開発するというのがありました。

予算としては、数百億円もあれば出来るということでした。

もちろん、先行している大規模言語モデルであるChatGPTやGoogleのBirdとの差はすぐには縮まらないだろうが、追いかけ始めるとするなら今が最後のチャンスかもという話だったようです。

この松尾教授の戦略は、予算的にはまったく問題なく確保できる金額だと思います。

ただ、問題は、官がトップになってこういうことをやって、うまくいくのかという大きな疑問です。

私は、高々半世紀ぐらいしか生きてきていませんが、それでもこれまでの人生経験から言わせてもらえればこれは99%うまくいきません。

つまり、官僚にやらせたら必ず失敗するということです。

特に、IT系のプロジェクトには極端に弱いです。

成功するとしたら、民間の大手企業がリスクを取ってやった場合だけだと思います。

ただ、残念ながら今の日本には、そんなことができる決断力と体力のある大企業はないでしょう。

私も、日本人なのでこんなネガティブなことを言いたくないですが、この分野では日本はもう追いつけないという確信があります。

おとなしく利用料金を払って、利用する側に徹するしか生き残る道はないと思っています。

3. Mac派の私がまたWindowsも使おうと思っている理由

これもAIの話です。

私は、元SEということもあって、社会人になってからはずっとPCを使ってきています。

最初は、WindowsのPCだったのですが、脱サラして独立した頃にiPhoneアプリを作ることになったタイミングでMacをメインで使うようになりました。

そして、Macのあまりの快適さに、ほとんどWindowsのPCを使うことはなくなっていました。(一応、古いWindowsPCを一台持っていました。)

もちろん、Macですべての仕事ができたのは、私が個人でユーザー様と直接取引で仕事をしていたことも大きな理由です。

仮に、私が企業様の仕事の下請けなどをしていたら、ファイルの互換性の問題などから話は違っていたと思います。

そんな私が、新たにWindowsPC買おうと思っているという話です。

理由は、もちろんAIの利用のためです。

ここ数週間ぐらいですか、MicrosoftさんのAIを使ったIT業界での覇権奪回の動きがすごすぎです。

まず、出て来たのがMicrosoft365に搭載されたCopilotという、AIによる作業サポートサービスです。

これは、完全に企業内における文章作成の仕事を根底からひっくり返すことになります。

もはや、人のやることで面倒くさく時間のかかる作業は激減します。

次に、自然言語で誰でもアプリケーション開発が可能になる「Copilot in Power Automate」と「Copilot in Power Apps」というのが発表されたことです。

これは、わかりやすく言えば、ノンプログラマーであるビジネスマンでもアプリケーションが開発できるようになるということです。

私は元SEなのですが、もう開発からは離れて随分経ちますし、二度とガリガリとコーディングをする気はなのですが、こんなことができるならまた開発に復帰しようかと思ったのです。

なぜなら、自然言語で伝えるなら、恐らく過去の経験が活かせて、より効率よくAIに伝えられそうな気がするからです。

ただ、実は、こちらはまだ製品化には至っていません。

そうは言っても、製品化されるまでに何年もかかるとは思えないので、あっという間だと思っています。