こんにちは、藤田です。
今回もメルマガをお届けします。
売上げを上げるためのシステム
私は、1年ぐらい前から生成AIを活用してシステム開発業を再開したのですが、これまでに作ってきたのは主に業務効率化やビジネス基盤のシステムが中心でした。
業務効率化のシステムの場合は、対象業務にかかっていた人件費を含めたコストをカットできれば、システム開発に投資したコストを回収できたかどうか判断できます。
そのため、システムを開発したけど無駄な投資だったというケースが少ないので、こちらとしても安心して仕事をお受けしてきました。
ただ、私はコンサルタントとしてマーケティングをサポートしているわけなので、システム開発を再開したタイミングで、本来はその流れで売上げを上げるためのシステムを提案すべきでした。
ところが、それをせずに、終始ほぼ確実に結果の出る業務効率化ばかりをやっていたのには理由があります。
まず、システム開発には、最小構成でも50万円ぐらいの開発費がかかります。
つまり、50万円ぐらいの投資額を数ヶ月以内に回収できるぐらいの目処が立たないとシステムの提案をしにくいわけです。
売上げを上げるためのシステムであれば、これまでよりも50万円以上粗利が増やす必要があります。
ただ、私がお手伝いをしているクライアント様である個人や小規模事業者様に、この目標が達成してもらうために自信を持って提案できるシステムの案がなかったのです。
ところが突然のごとくアイデアが降ってきました。
すみません、ウソです。
本当は、ChatGPTに教えてもらいました。
笑ってしまうぐらいシンプルですが、納得のいく手法です。
このメルマガの読者様の中には、売上げを上げるという前向きな目的のためにシステムを導入したいとお考えの個人や小規模事業者様もいらっしゃると思います。
そこで、今回は、そういった方々のために売上げを上げるためのシステムのプランをご紹介したいと思います。
内容を読んでいただいて、「これなら行けそう」と思われたらシステム開発の依頼を検討してみて下さい。
なお、メルマガのタイトルはリフォーム業で、ご紹介する内容もリフォーム業をベースに説明しますが他の業種にも応用は利きます。
顧客の本質に対応する仕組み
売上げアップのためにどんなシステムを導入すればいいのか?
それは、初回の問い合わせ際の自動返信の仕組みを完全自動でシステム化することです。
具体的には、自動返信メールといった単純なものではなく、急いている人には予約まで取れるようにする、まだ悩んでいる方には相談に応じられるようにする、あるいは、写真を撮って送ってもらうまでの仕組みを用意するなどまでを自動化するシステムを用意するのです。
本質的には、すべての人が、短気で、忘れっぽく、優柔不断で、比較したがるということに対応するのです。
全く人手を介さないでここまでするのがミソです。
これで、初回問い合わせを手作業でしていたことによる取りこぼしを防げるのです。
取りこぼしがなくなることで予約数が増えますから、結果的に成約率も上がるという算段です。
これは、希望的観測ではなくて、ほぼ確実に結果が出る手法です。
後は、この仕組みを導入することでどれぐらに売上げが上がるかを計算すればいいだけです。
例えば、毎月10万円粗利が上がるならば、システム開発費が50万円でも5ヶ月で回収できる計算になります。
もっと時間がかかっても問題ないと考えている方なら、もっと粗利が低くても、逆に開発費が高くてもいいわけです。
ただ、個人的には、システム開発は保守費用も必要になるので、リリースから半年ぐらいで回収できる見込みがないならやめておいた方がいい気がします。
理想は3,4ヶ月での回収です。
リフォーム業の場合はこの仕組みを作る
例えば、リフォーム業の場合はどのような仕組みになるのかを具体的にご紹介します。
まず、フォームからお問い合わせが入ったら以下の様なメールを自動返信します。
= = = = = = = = = = = = = = = =
件名:一次回答:受付番号 {{TICKET}}(予約 or 3分入力)
{{姓}} 様
以下からどちらか一つをお選びください。
1) 現地調査の予約 → {{予約リンク}}
2) 3分の事前入力 → {{追加入力リンク}}
準備物:住所・寸法写真・希望時期
※自動配信。{{SLA}}以内に担当{{担当名}}からご連絡します。緊急は {{TEL}}。
= = = = = = = = = = = = = = = =
急いでいるお客様なら、1)で予約を取るでしょう。
それ以外の方の一定数が、2)で情報を入力してくれます。
このようにお客様に最初に段階で自らレスポンスをしてもらうことで、最初の取りこぼしを防げます。
システムはいずれに対しても機能を用意します、1)の場合は予約を取れるようにし、2)の場合は情報入力をできるようにします。
さらに、会社側は、1)または2)での反応があったお客様には、手動で連絡を入れる必要があります。
これを怠っても、取りこぼしが発生します。
そこで、システムでは、会社側の人間がお客様からの反応に気づかないことを防ぐためのリマインドの仕組みを組み込みます。
仕組みとしては、これだけでとてもシンプルです。
あまりにもシンプルなので本当に効果があるのか不安になるとは思いますが、理屈の上ではこれで予約率は確実に上がります。
どの程度上がるかでシステム開発費への投資価値を判断することになるのですが、ただ、たったこれだけの仕組みで上がることはほぼ確実ということです。
上記でも効果はあるでしょうが、メールの文面や1)や2)の内容を変更することで当然反応も変わりますから試行錯誤も可能です。
ところで、「自前」のシステムというは一度構築すると、機能を追加することが容易に可能となります。
数ヶ月運用して、順調に成約率が上がったなら新たな機能を追加して、更に成約率上げるために機能をを追加してもいいのです。
機能追加の費用は、もちろん内容にもよりますが、初期開発よりも圧倒的に安い費用で可能です。
今回の例に追加できる機能としては、例えば、即時概算して、工期の目安を出したり、リマインド機能でお客様にお知らせするようにしたり、あるいは予約日の変更を可能にしたり、補助金を使えるケースに対しては書類のテンプレートを出力したりするなどです。
システムを一定期間運用しているとその便利さも実感できて、開発側への信頼も高まっているでしょうから、そうなればまったく別の仕組みを追加することもできます。
更に、売上げを上げるための仕組みを追加したり、あるいは、今度は業務を効率化したり、従業員の作業負担を下げたり、アイデア次第で何でもできるようになるのが自前システムのすばらしいところです。
今回は以上です。
もし、システム開発にご興味お持ちでしたらお問い合わせフォームからご連絡下さい。