こんにちは、藤田です。
私の本業はWeb集客コンサルタントなのですが、その中核となるのがWebサイトです。
いろいろな集客ツール、例えば、SEO、広告、メルマガ、SNSなどからのアクセスをWebサイトに着地させる。
そして、Webサイトを閲覧してもらってお問い合わせを頂く、という目標を達成するためのお手伝いをしているわけです。
つまり、着地点のWebサイトがザルだとそれまでの集客努力がとてももったいないことになるためWebサイトの作りは非常に重要になります。
私のメルマガの読者様の多くは、さすがに存在しているだけのWebサイトをお持ちの方は少ないと思います。
でも、ちょっとした見直しをすることで更に成果がでる状態にすることができるので、今回はそのための5つのポイントをお伝えします。
コンテンツ
成果を出すための5つの見直しポイント
① ファーストビューを再設計する
ランディングページに着地した最初の3秒で「誰に・何を」伝えるかを明確にします。
WordPressサイトのテーマファイルによく使われているスライダーはお勧めしません。
スライダーは動くたびに視線が奪われ、コピーも読み切れないため、結果として「印象に残らないサイト」になります。
ファーストビューに 「1つの強いキャッチコピー」と「行動ボタン(CTA)」を配置するのがお勧めです。
いきなり「行動ボタン」はどうなの?と思われた方が多いと思います。
ただ、「売り込みボタン」ではなく、“自然な導線として置く”なら問題ありません。
具体的には、「まずは相談してみる」「資料を見てみる」「事例をチェック」など気楽にクリックできるようにします。
現実問題として、ほとんどのユーザーは、一般的に「行動ボタン(CTA)」のある下までスクロールしないで離脱してしまうのです。
ですから、CTAの存在を最初に見せておく必要があるのです。
この工夫で、離脱率を大幅に下げられます。
ところで、スライダーは悪手ですが、キャッチコピーの背景として静止画を使うのは問題ありませんし、背景に動画を使うと洗練されたWebサイトというイメージを与えられます。
② 導線を“行動基準”で組み直す
「問い合わせ」「予約」「見積もり」などを訪問者が“次に取りたい行動”を想定して配置します。
次に取りたい行動は、業種によって違いますので整体院の場合を例にしてみます。
初回訪問者は、まだ検討段階ですから、まず信頼できるか確かめたいわけです。
「当院について詳しく見る」や「お客様の声を見る」へのリンクがいいです。
興味を持った訪問者は、この整体院が自分に合うか判断したいはずなので「あなたの症状別ページを見る」や「初めての方へ」ページへ誘導するといいです。
予約を検討者している人ならどうやって予約するかを知りたいはずですから、当日の流れ・持ち物・服装などを確認できるようにしたり、そしてもちろんすぐに予約できるようにLINE、電話、フォームへ誘導すればいいです。
③ 信頼コンテンツを強化する
私は、Web集客は「お客様の声」で勝負が決まるとさえ思っています。
信頼コンテンツは、これだけでも十分だとさえ思っています。
ただ、これは極論なので、正攻法としてこのWebサイトは誰が運営しているのか(誰がこのビジネスをしているのか)も必須コンテンツです。
運営者の顔写真や実績、過去の事例など人の温度を感じる情報を出すことで信頼が生まれます。
④ スマホでの体験を最適化
また極端なことを言ってしまいますが、もはやPCでどのように見えるかは無視してもいいかもしれません。
逆に、今どきスマホでの体験を最適化していないWebサイトなど論外です。
具体的には、親指で操作する人の動線を考えて画面を設計してください。
また、スマホで読みやすい文字サイズ、ボタン位置、そして、フォームを簡略化するもの効果があります。
こういったマメで小さな改善が積み重なって成果に直結します。
⑤ 数値で改善を回す仕組みを作る
「感覚」ではなく「データ」で判断するために、アクセス解析・ヒートマップ・AI提案ツールを活用します。
アクセス解析では数字、ヒートマックでは行動、そして生成AIでは新たな視点という仮設という観点で、自分のWebサイトの状況をリアルに見ることができます。
アクセス解析では、離脱率・直帰率、流入経路、コンバージョン経路がわかります。
ヒートマップでは、スクロール率(どこまで見られているか)、クリック分布(どこを押しているか)、マウス停滞(どこに注視しているか)がわかります。
生成AIでは、ページ構成・コピー改善案などの思考支援が可能で、人が気づけない視点を出させる補助輪として使えます。
“なぜ成果が出ないのか”を見える化しすることで“勘”ではなく、“観察と仮説”よる成果改善をすることができます。
【追加】CTAを“複数の段階”で出す
①ファーストビューで、最初にCTAを表示させるとお伝えしましたが、実際には3つの段階で出すようにします。
1つ目:ファーストビュー(まず存在を知らせる)
2つ目:信頼構築後(スクロール後にボタンを表示)
3つ目:最後のセクション(クロージング)
2つ目は、ある程度スクロールをされたタイミングで下部にボタンが表示されるようにするということです。
このようにすることで、同じボタンでも行動タイミングの違う人に届く構成になります。
ここまで読んでくださった方は、どれもやれば結果が出そうだと思われたはずです。
もちろん、この5つ全てを実施するのが理想です。
自社でWebサイトを管理されている場合は、まずはすぐに効果が出るであろう①を実践してみてください。
業者にWebサイトの管理を依頼されているなら、このままコピペして送って5つすべてを作業させてもいいぐらいでしょう。
ところで、お客様の声の集め方についてのノウハウがあります。
これ私が10年前に書いたブログなのですが、普遍的な内容なのでまだ十分に使えますし、私もまだこの内容をクライアントさんにお伝えしています。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
