こんにちは、藤田です。

今回もメルマガをお届けします。

1. ChatGPTに検索ワード作りをお願いする

ChatGPTの話題を何度もお伝えしていますが、また私のTwitterのタイムラインに表示されたツイートからヒントを得て1つ試してみました。

それは、SEOや検索広告用の検索ワードのリストアップです。

実は、この作業はやったことがある人ならわかりますが、結構大変な作業です。

Ahrefsなどの有料サービスを使ったり、あるいはサジェストワードツール(ラッコキーワードなど)と呼ばれるものを使ったりして行う地道な作業です。

しかも、それなりの専門知識が必要ですので、いきなり素人がやるにはなかなかハードルが高い作業でもあります。

そこで、この作業をChatGPTにやってもらうということです。

さて、まともなアウトプットが期待できるのでしょうか?

情報元のツイートは英語でしたしプロンプトも英語でChatGPTの答えも英語でしたが、もちろん、私は日本語で尋ねて日本語の答えを求めるつもりでやってみました。

こんな感じのアウトプットです。

点数を付けるなら80点以上で上出来だと思います。

問い合わせを入力して、キーワードをゲットできるまでものの1分ぐらいでしょうか?

もちろん、専門家の目線から言わせれば、この手順で手に入る検索ワードの正確さ、つまり本当にこれがベストなのかについては疑問が残ります。

ChatGPTの答えを鵜呑みにすべきではない典型的な例かも知れません。

ただ、複雑な手順に慣れていない方や、急いでいる方にはこれで十分かもしれません。

手が止まってしまって何もしないよりは、この結果を使って行動を起こす方が何倍もいいわけです。

このように、ChatGPTは、その信頼性に疑問を持ちながらも、用途を絞れば十分に使えますし、またこういった使い方ができることが分かっていれば、他の用途でも同様使い方を発想できると思います。

2. 被リンクをもらいやすいページのコンテンツ

少し難し話になりますが、SEO、つまりGoogleなどの検索結果でWebページを上位表示させるための施策で、一番効果の高い施策はコンテンツの内容だと言われています。

当たり前だと思われるかもしれませんが、実は少し前までは、被リンク(バックリンク)、つまり他のページからもらっているリンクの数や質の方が効果が高いと言われていました。

その理由は、Googleがコンテンツの中身の善し悪しを判断できなかったからです。

そこで、他のページからリンクされている、つまり他者から評価されているページは価値が高いページであるという評価基準を採用していたと言われています。

ところが、近年になって、Googleの性能が向上してコンテンツの中身の善し悪しがある程度判断できるようになったと言われています。

もちろん、真偽の程は誰にもわからず、知っているのはGoogleさんだけなのですが、一般的にはそのように考えられています。

そういった経緯で今はコンテンツの作り込みに力を入れた方が上位に表示されると言われています。

ただ、いくら検索結果がコンテンツ重視になったとは言え、他者の評価である外部からの被リンクがSEOの重要な施策の1つであることは変わりません。

そうは言っても、他者の評価はこちらからはコントロールできませんので、こちらの思惑では増やせません。

そのため、過去からこれまで、価値のあるリンクを取得するためにグレーな手法から泥臭い作業までいろいろな方法が使われて来ています。

そんな悩み多き被リンクを増やす方法なのですが、この記事でかなりスマートな方法が書かれているのを見つけました。

https://detailed.com/review-site-interview/

こちらのページで紹介されている方法のは、統計や市場調査のような、調べてまとめる作業、言い換えれば、作るのが地味で面倒なコンテンツを作るという方法です。

そして、この際に、統計データだけを表記するだけではなく、グラフを画像として添付するとより効果が高まるようです。

データを収集するだけでも面倒なのに、グラフを画像で作るなんて相当面倒と思われると思います。

逆に言えばそこが狙い目というか、この方法のミソとも言えます。

一昔前までは、グラフを画像として作るのは相当骨の折れる作業でした。

苦労して作ったとしても、見栄えのパッとしないグラフしか作れないことが多かったです。

ところが、今はグラフ作成ツールはいくらでも見つかり、とても見栄えのいいグラフ画像が作れる時代です。

この方法の本質は、要するに面倒くさいことをやると他と差を付けられるということです。

事実、私のブログでもよく検索されるのはLINE公式アカウント用のメッセージ例文です。

こういった文章は、自分で作るのは面倒だから例文とかテンプレートが検索されるわけです。

例文テンプレートページは、コピペすれば済むのでリンクされることは少ないと思います。

ただ、人気になるという理由の本質部分は同じです。

3. 自分の作業のための動画教材

私が、動画教材によるオンライン講座を作った理由は、もともとは私のコンサルティングのクライアント様に付帯サービスとして使ってもらうことが目的でした。

PC操作に慣れていない方の場合は、コンサル以前にスカイプの画面共有を使って操作説明をしていました。

ただ、毎度同じことばかりを教えているのにさすがにうんざりしてきて、それ以上に双方の時間がもったいないと感じたわけです。

そこで、「操作については、動画教材を観てください」という状況を作りたかったわけです。

ここからがこの章の本題ですが、新たにYouTubeチャンネルを作ることになりました。

しばらく新しいYouTubeチャンネルを作る作業をしていなかったので、初期設定でやるべきことをすっかり忘れていました。

最近は、歳のせいもあり、ちょっと間隔が空くと以前できたこともキレイに忘れてしまいます。

そこで思いついたのが、自分のための動画教材を作っておいてもいいなということです。

もちろん、クライアント様にも使ってもらえますし、内容によっては有料コンテンツとしても使えるはずです。

例えば、今回のYouTubeチャンネルの初期設定としてやるべきことは結構たくさんあって十分にコンテンツになります。

例えば、「チャンネルアート」というヘッダー画像の作成は結構面倒です。

なぜなら、画像サイズの異なる端末、具体的にはTV、PC、タブレット、そしてスマホで表示できるようにするのですが、それを1つの画像として用意する必要があります。

サイズを緻密に設定して作らないと、スマホで表示したら画像の一部が欠けてしまって見栄えが悪くなるということになります。

そこで、チャンネルアートを作る用に、PhotoShopなどでテンプレートファイルを用意しておけばかなりの手間が省けます。

また、忘れがちなのが、「ブランディング画像」という動画の右下に出すボタンの画像です。

「登録」とか「チャンネル登録」という文字を入れることが多いのですが、これにしてもゼロから作ろうと思ったら結構な手間な訳です。

これも、PhotoShopなどでテンプレートファイルを用意しておけばかなりの手間が省けます。

YouTubeチャンネルの設定画面で、普段文章を作っていない人にとって一番面倒なのは「説明文」の作成かもしれません。

今までならこれだけは、自分の頭で考えて作るしかなかった訳ですが、今は少し事情が変わってきました。

今ならAIツールに作ってもらってもいいかもしれません。

例えば、CatchyやJasperなら日本語に対応していますので、AIツールの使い方を動画コンテンツに含めれば「自分でも使えそう」と思ってもらえると思います。

こんな感じで自分用にも使えますし、販売するコンテンツとしても使えて一石二鳥なのかと思ったわけです。

ということで、この動画コンテンツ「YouTubeチャンネルの初期設定の手順」については私は作る予定にしています。

4. AI文字起こしツールの性能向上に感動した話

先日、AI文字起こしツールの性能向上に感動したのでこういったツイートをしました。

数年前に登場した「Vrew」という動画の自動文字起こしツールは衝撃的でした。

YouTube動画の下の字幕、キャプションを作る際に使っています。

文字起こし精度が抜群でしかも無料だったこともあり、ずっと使い続けています。

そして、文字起こしの精度も日に日に向上してほとんど文句のないレベルにあります。

ところが、先日、私のクライアントさんの動画の文字起こしに使ったところ、たまに全く音声を拾えないことがあり、アウトプットが使いものにならないことがありました。

そこで、今回普段は使っていないPremiere Proの文字起こしを使ってみたところ、見事に文字起こしをしてくれました。

これまで、Premiere Proに文字起こしがあるのに、あえてVrewを使ってきた理由は精度を含めた使い勝手が理由です。

Premiere Proに文字起こし機能が搭載された当初の精度はイマイチだったのです。

ところが、今回アウトプットされた精度は相当高く、Vrewよりも精度が高い気がしました。

もしかすると、Vrewはもはや精度ではこの先は大手のAdobeには勝てないかもしれないとさえ感じました。

私は、Vrewでの作業の方が慣れているので、またしばらくはお世話になろうと思っていますが近い将来はわかりません。

いずれにしても、AIによる音声文字起こし精度の性能向上は留まるところを知りませんね。