こんにちは、藤田です。
今回もメルマガをお届けします。
ほとんどのショート動画サービスに存在するAPI
ここでショート動画サービスと行っているのは、YouTube、Instagram、TiktokなどのWebサービスことです。
APIというのは、これらのWebサービスが提供してくれているインタフェースなのですが、平たく表現すると「リモコン」のようなものです。
いわゆるコンピュータで動くプログラムを使うと、このリモコンを使ってWebサービスを遠隔で操作することができます。
たとえば、天気予報のWebサービスに「今日の東京の天気を教えて」とお願いすると、APIがそのリクエストを受け取り、天気の情報を返してくれます。
ショート動画サービスが容易してくれているリモコンを使うと、ショート動画をプログラムから投稿することができます。
つまり、普段はスマホから投稿している作業を自動化できるのです。もちろん、投稿時間を予約することもできます。
Web集客をしている人なら、最近強く実感していると思うのですが、ネット広告の反応がすごく悪いです。
広告が嫌われているのは以前からの話ですが、特に最近のネット広告は本当に嫌われています。
コンテンツを見るために、広告を消すのにかなり時間を使わされている感覚すらあります。
いわゆるクリミスで広告を表示してしまうことも多々あり、と言うか広告代理店がそのようのに仕向けているのでしょうが、これでは広告出稿側にもデメリットしかないわけです。
何が言いたいかというと、広告のコスパがものすごく悪いということです。
代替策としては、現時点ではInstagramへの投稿、中でもリールを使ったショート動画も使えると思います。
ショート動画としては、それ以外にもちろんYouTube、そしてTiktokなどがあります。
長い動画よりもショート動画が好まれる理由は、脳内の報酬系と関係があるのですが、特にドーパミンという神経伝達物質が重要な役割を果たしています。
ショート動画は短時間で次々とコンテンツが切り替わるため、ユーザーは新しい刺激を絶えず受けながら視聴を続けます。
このプロセスでドーパミンが繰り返し分泌され、快感を得ることでさらなる視聴を促す循環が生まれるのです。
つまり、言ってしまえば人間の依存性を利用しているわけで、その上で集客をする訳なのです。
このショート動画ですが、1つのショート動画を作れば、複数のWebサービス(プラットフォーム)に投稿することができますし、そのようにすべきです。
ところで、動画のタイトルで「集客用のショート動画をマルチポストする、しかも自動で」と表記しましたが、このように表記すると、生成AIがあれば動画の作成まで自動で、と飛躍した希望的観測をお持ちになる方も多いと思います。
残念ながら、現時点(2025年5月)では、まだ動画生成AIの性能はそこまでではなく、技術的には時期尚早です。
そうは言いながらも、動画生成AIの進化のスピードは予測不能なぐらい早いので、今年2025年の終わりにはどうなっているかわからないです。
ただ、今は動画生成までは自動では無理なので、動画生成は手作業でやって、その動画を自動でアップできるという話です。
既存サービスやノーコードツールを使えば自力で可能
実は、既存サービスやノーコードツールには、Youtube、Instagram、TiktokなどのAPI連携が可能で自動投稿が可能なサービスが多く存在します。
具体的には、Canva、Buffer、Later、Adobe Express、Power AutomateやZapier(ザピアー)、Make.comなどだそうです。
そうですと表現したのは、私がすべてを試したことがないからです。(あくまで、ネットで調べた情報です。)
これらのサービス組み合わせて駆使すれば、完全なAPIベースの自動投稿を実現できるようです。
一番現実的な方法は、CanvaやAdobe Expressで作成した動画を自動的に各プラットフォームへ投稿するワークフローの構築みたいです。
動画は手作業でCanvaやAdobe Expressで作成し、クラウドドライブ(Googleドライブとか、Dropboxとか)にアップすると、そのアップされた動画を他のサービスが検知してくれてそれぞれのショート動画サービスに自動投稿してくれるという流れを作れるということです。
ただ、それぞれのサービスはすべて操作が異なり、加えてYoutube、Instagram、Tiktokもそれぞれ設定の方法が異なります。
どのサービスを使うのかがベストなのかは、検索や生成AIの答えからでは判別が難しいです。
特に、TiktokはAPIの設定が難しくて、対応している既存サービスやノーコードツールが限られるようです。
私は、これらの作業が過去の経験から面倒くさいことが目に見えていて、その学習コストに比べて得られるメリットにも魅力を感じないので、自ら取り組む気はありません。
また、すべてのサービスの無料の範囲でどこまでできるかも未知数です。
試してみたら、有料でないと使えない機能だったというのはよくある話です。
ただ、ポジティブな面としては、これらのサービスは一般向けのサービスであり、粘り強く調べればネット検索や生成AIをからその使い方はわかります。
自らプログラムを開発できない人には、仮に有料プランを利用しなければならないとしても、有力な方法であることは間違いないです。
2つのデメリットを理解した上での独自開発がベスト
先ほどご紹介した既存サービスの組み合わせでは、四苦八苦した結果が思った通りにならないことの方が多いです。
有料プランを利用しても所詮は複数のサービスの組み合わせだからです。
しかも、当初無料だったプランが突然有料になったり、最悪はそのサービスが終了したりなどのリスクもあります。
ビジネスの集客方法として使うのであれば、最初から独自開発するのがベストです。
もちろん、自力で開発できる人は少ないでしょうから、業者に依頼して開発してもらうことになると思います。
既存サービスを使う場合に比べて、独自開発は、開発費が高額になる、保守費用が必要になるという2つのデメリットがあります。
ただ、今のネット広告の費用は高額ですから、広告費と考えた場合には開発費はさほど高く感じないはずです。
保守費用についても、不具合があった場合に必ず対応してもらえる保険とも言えます。
そもそも、システムは作りっぱなしで放置はできないので保守は必ず必要になる代物です。
不具合への対応以外に、セキュリティ面を維持するために定期バージョンアップなどが必要だからです。
もちろん、法外は保守料は論外ですが、適正な金額と思えるなら、いつでも相談できるプロが付いていると考えれば悪い話ではありません。
それよりも、圧倒的なメリットの方がビジネスの上では重要で、必要な機能だけをシンプルに実装されたシステムは最高です。
使い勝手が悪ければ細かく変更することも可能です。
また、使っているうちに必要な機能が出てくれば、自分のシステムですから自由に機能追加できるわけです。(もちろん、追加費用は必要になります。)
ちなみに、この話は私がシステム開発を受注するためのポジショントークではありません。
私は、まずは私自身のために独自システムを開発して、ショート動画を複数のSNSに自動でマルチポストして集客をしようと考えています。
もちろん、実践してみてうまく行ったら、私の作ったシステムをお勧めすることになるかもしれないです。