こんにちは、藤田です。
今回もメルマガをお届けします。
1.今さら数学とか言われても
YouTube動画で、米国のエンジェル投資家であるナヴァル・ラヴィカントさんという方について知りました。
ナヴァルさんは、インド・デリーで生まれて9歳でアメリカ・ニューヨークに移住したそうです。
ありがちと言っては表現に問題あるかもしれませんが、いわゆる貧しい移民として育ったという生い立ちみたいです。
つまり、そんな境遇から成功した人みたいです。
私が観た動画は、愛聴しているフェミル漫画大学チャンネルの動画で、「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」という書籍の要約動画でした。
『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』
このチャンネルの動画としてはめずらしく、1冊の本を2本の動画を使って解説していました。
動画としてすごく参考になったので、書籍を買って読んでみたのですが、動画だけでもよかったかなというのが感想です(笑)
本を買って読んでもらってもいいと思いますが、それよりも、動画の方だけは観てくださいとお勧めしておきます。
今回ご紹介したい内容は、この本の中で語られている「説得術」と「数学」を学ぶべきという話です。
巻末の方に書かれている、ナヴァルさんへの質問の答えの中にあります。
質問としては「お子さんに自分の信条を1つか2つ伝えるとした何ですか?」で、その答えが、第1に読むこと。第2に数学スキルと説得術を身につけろということでした。
説得術については、何をもって説得術なのかまでは書かれていないようなのですが、使う場面としては仲間を動かすために使えるということでした。
1人でできることなど知れているから、多くを成し遂げるためには仲間がいるということみたいです。
一般的に考えればコミュニケーション力だと思います。
つまり、説得術を学べというのは、コミュニケーション力を上げろというのと同じかと思います。
もちろん、コミュニケーション力といっても抽象的ですが、それでもビジネスにおいては当たり前に必要なスキルですね。
一方の数学については、微分積分とか代数とかなどの取っ付きにくい科目ではなくて、基本の確率と統計でいいという話みたいです。
それなら一気にハードルも下がりますし、モチベーションも上がるのではないでしょうか?
なぜなら、確率や統計は、ビジネスに直結してリアルに使えるから普通に面白いからです。
では、実際に何をやればいいのか具体的には書かれていません。
この本は、抽象的で本質的なことは書いてあるのですが、具体的なことの記述は乏しいです。
もちろん、やる人のその時点でのスキルレベルによってやることは変わってくるので抽象論の方がいいという話もあります。
そこで、個人的な捉え方としては、頭の隅に確率と統計を入れておくだけでもいいかと思っています。
何かの機会が訪れたらビジネスに生かすための確率と統計を学ぼう(学び直そう)と思っています。
もちろん、読むことは今まで通り続けますし、コミュニケーション力の向上についてもライフワークのようにこれまで通りにやろうと思っています。
2. ノンプログラマーが自前でシステム開発
以前もお伝えしたAIによるプログラミングの話ですが、あれからいろいろ調べています。
調べているばっかりで、実行が伴っていないので自分に対してちょっとイライラしています(笑)
調べて分かったきたのが、今後の企業内の社内システムはプログラマー不在でも自前で構築できるのではということです。
社内システムというとちょっと大袈裟ですが、要するに、日常業務の効率化、自動化をしてくれるシステムのことです。
もちろん、もうちょっと背伸びして顧客管理システムぐらいまでの話です。
現状、日常業務の処理にシステムを導入している会社は、ある程度資金的に余裕のある企業ぐらいです。
ぶっちゃけ、いわゆる、大手企業ぐらいでしょう。
もちろん中には、中小企業の経営者の中にも、システム化による合理性の高さを理解していて、システム化をしていることもあるでしょうが、そんなのはごく一部でしょう。
何が言いたいかと言うと、事実上、ほとんどの日本の企業の日常業務はシステム化はされてないわけです。
その最大の理由は、オーダーメイドでシステム化をするとべらぼうに高額になるからです。
およそ中小企業には手出しできない金額です。
では、既製品のパッケージシステムの場合はどうかというと、こっちはこっちで使い勝手が悪くてお話にならないケースがほとんどです。
使わない機能は豊富にあるが、本当に使いたい機能がなかったり、あっても使いづらいというやつです。
しかも、使い勝手が悪い割には、パッケージも価格はさほど安くなくて、しかも保守料金まで必要になるケースがほとんどです。
では、中小企業の方々はどうしているのか?
文句を言わずに手作業をしている人もいるでしょうが、そうでない人で面倒で退屈な日常業務をなんとかしたいと考えて着く先がエクセルになっているのです。
しかし、エクセルによる業務効率化については、私は絶対にお勧めしません。
はっきり言って悪手です。
もちろん、なんとかしたい気持ちも分かりますし、エクセルしかないという状況もわかります。
ただ、エクセルによる業務効率化の行き着く先は泥沼なのです。
詳しい理由は割愛しますが、結果的に本末転倒的な業務非効率化に繋がる可能性すらあるのです。
そこで、社内での独自開発でのシステム化ということなのです。
もちろん、エクセルに比べれば求められるITスキルはワンランク上になります。
もちろん私がシステム化を分かっているから言えるのですが、プログラミング部分の負担が下がるならシステム化は楽勝です。
しかも、やり直しが何度も効くというものすごいメリットがあるのです。
一般のシステムは、一度プログラムを作ってしまうとやり直しなんてまずあり得ませんでした。
作り直したら開発費が倍になるからです。
ところが、プログラム部分をAIにやらせるなら、やり直しはプロンプトを作り直すだけで可能なのです。
つまり、運用に入る前に何度か作り直すことが容易にできるのです。
このことがこれまでの常識を打ち壊したことであり、IT開発業界に激震が走っている理由なのです。
もうすでに、未来のことではなく、すでにプログラミングコストは劇的に下がっています。
つまり、既得権にしばられていない開発業者なら、今すぐにでもシステム開発費を今までの何分の一に設定することでしょう。
ほぼ間違いなく、数年内にこれまでの既得権にしばられて手をこまねいているIT業者は淘汰されます。
話を戻して、社内の魚無システムの自社開発ですが、もちろん求められるスキルは低くありません。
社内の担当者がITについてのスキルを相当高める必要があります。
ただ、その作業は、私に言わせれば、業務の一環と言えるので別作業ではありません。
個人的には、この分野、つまり社内の担当者のITスキルを高めるサービスにビジネスチャンスがあると考えています。