こんにちは、藤田です。
高額な予算を費やして開発したシステムの多くが、なぜ「現場で使いにくい」と不評を買ってしまうのか?
理由は、発注側・受注側双方が持つすごく人間らしい習性にあります。
大袈裟に言えば「構造的な欠陥」とも言えるこの理由について、今回はお伝えしたいと思います。
最初の設計図は、実は「誰も本気ではない」という現実
笑い話みたいに聞こえるかもしれませんが、実はこれが現実です。
システムの画面設計(インターフェース)を最初に行う段階では、実はユーザーは、まだ「自分たちが本当に何が必要か」を完全にイメージできていないことがほとんどです。
そのため、開発側も最大公約数的な当たり障りのない画面設計を提案してしまいます。
つまり、開発側もあまり本気ではないのです。
実は、この段階では、大半のユーザーは、形になってから真剣に考えようと思っています。
そして、形になってから変更が可能だとも思っています。
一方で、開発側はそのつもりはなく、この段階での画面設計が最終版であると考えて開発に着手します。
本来は、双方が本気になってこの段階で徹底的に検討すべきなのですが、人間というのはそういうことができる生き物ではないということです。
「変更」を業者が露骨に嫌がる、構造的な理由
開発が進み、ようやく出来上がった画面を見て、ほとんどのユーザーは「やっぱりここを変えたい」と口にするはずです。
ところが、その瞬間、開発業者の顔色は曇ります。
そして、彼らは露骨に変更を嫌がり、変更するなら追加料金を求めてくるはずです。
でも、これは彼らが不親切だからではないのです。
実際の開発では、ボタン一つ動かすだけでも「デザインの修正」「プログラムの書き換え」「関連する全ての動作テスト」という膨大な工数が追加で発生します。
そのため、気軽に画面の変更を受け入れることはありえないのです。
であれば、最初からこの変更を想定して見積もりをすればいいではないかという話もあります。
ただ、そんなことを想定したならシステム開発費は一気に膨らみます。
変更するなら追加料金が必要です、そして露骨に変更を嫌がられるので、大半のユーザーは使い勝手の向上を諦めることになります。
そして、結果として使い勝手の悪いシステムが完成してしまうのです。
「何度も作り直す」ことだけが、唯一の正解
理想であり、現実解として、本当にユーザーにとって使い勝手のいいシステムを作るには、実際に操作をしてもらって、何度も変更してみるプロセスが不可欠です。
ただ、生成AIが登場する前までは、とても画面の変更とテストをやり直すなど予算的にも時間的にも無理でした。
しかし、AIを活用した開発はこの常識を破壊してくれたのです。
私が、生成AIを使ってWebアプリケーションの開発を始めて一番感動したのは、画面設計の作業が劇的に楽になったことです。
「劇的」などという表現では足りなくて、これこそが生成AIによる「革命」だと感じたものです。
そして、テスト工程についても、生成AIで自動化できる上、テストに合わせて生成AI自体にプログラムの修正をさせることまで可能です。
これまで「とんでもない追加工数」であり、開発者が最もやりたがらなかった作業である画面の微調整が簡単な作業に変わったのです。
結果として、ほぼ完成版が出来た時点で、実際にユーザーに操作してもらいながら「触ってみて、直す」を繰り返す、という理想が現実化したのです。
私だけでなく、全ての開発者は自分たちが作ったシステムを便利に使ってもらいたいと思っています。
そのためには、何度も作り直すという作業が必要なのです。
本来これは、自前でシステム開発を依頼したユーザーであるなら、当たり前に享受できることであるはずです。
ただ、開発企業自体が予算上そのことを許しませんし、開発者も何度もやり直すのは面倒なのでやりたがりません。
いや、でした。もう、過去の話です。少なくとも私にとっては過去の話です。
生成AIがあれば理想を追えます。
ほとんど躊躇なく、画面の変更依頼に対応できます。
そして、事実私はユーザーにシステムを使って欲しいので理想を徹底的に追っています。
ちょっとでも使い勝手が悪いところがあったら、言ってもらうようにしています。
もし、業務効率化やマーケティング作業の自動化を目的として、自前システムをWebアプリケーションで開発したいと思われているならお気軽にご相談ください。