こんにちは、藤田です。

今日もメルマガをお送りします。

ブランディングとは、単に知られるだけでなく、「この人にお願いしたい」と思われるような信頼と親近感を積み重ねていくことです。

そして、大企業にしかできないことではなく、個人や零細企業にも可能であり、しかもやるべきマーケティングです。

そのための手段として、いま最も現実的で効果的な手段が「ショート動画」です。

広告が効きにくい時代だからこそショート動画

ネットの広告費は年々上がっており、それに加えてユーザーに嫌われていて多くは広告をスキップします。

一方で、ショート動画は自然にタイムライン上に流れてくるため、「押し付けられていない情報」として受け取られやすい特徴があります。

つまり、お金をかけなくても“見てもらえる”チャンスがある数少ないメディアなのです。

個人や小規模事業者にとっては、最小のコストで最大の認知と信頼を得られる唯一の手段とも言えます。

また、ブランディングの本質は、信頼と親近感の積み重ねと言えますが、この活動とショート動画は相性がいいのです。

繰り返しになりますが、ブランドとは、知名度ではなく「この人にお願いしたい」と思われる状態のことです。

そのためには、以下の4タイプの動画を組み合わせて発信するのが効果的です。

  1. 人となりを見せる動画:日常や想いを語り、共感を得る。
  2. 専門性を伝える動画:ノウハウ・事例を簡潔に伝える
  3. 価値観を語る動画:理念やこだわりを表現し、差別化する
  4. お客様や現場を見せる動画:リアルさと信頼の証明

この4つのコンテンツをバランスよく投稿することで、ブランディングをするわけです。

どれぐらいで成果が出るのか?

ショート動画には、一般の投稿と広告があります。

一般の投稿だけなら無料で行うことができるため、体力のない個人や零細企業のマーケティングに向いています。

一般の投稿だけでブランディングを行った場合、

  • 3か月で反応の兆し
  • 6か月で信頼の定着
  • 1年でブランドとして浸透

が現実的な目安といわれています。

これはもちろん、業種や投稿の頻度や内容によって変わってきます。

ただ、1か月後に結果が出るといった話ではないということです。

そうは言っても、ビジネスにおいては「半年も待てない」というケースの方が多いです。

経営者というのは基本的に短気ですから、そんなにタラタラやってられないと思われる方の方が多いでしょう。

その場合には、有料広告を併用してスピードを上げることが可能です。

広告を使う場合は、1か月目は自然投稿でテスト、2か月目に反応の良い動画を広告として配信するという流れで行います。

広告で“知ってもらい”、投稿で“信頼される”構造を作ることで、1〜2か月でも明確な反応を得られる可能性が十分にあります。

ショート動画の3大プラットフォームすべてを使う

3大プラットフォームとは、YouTubeショート・Instagram・TikTok です。

実は、この3つのプラットフォームは視聴者の受け取り方の特徴が違うため、配信する動画もそれに合わせて変えるのが理想です。

ただ、現実問題として、個人や中小零細企業にはそこまでの余裕はないはずです。

そう言う方の場合は、メッセージを統一し同じ世界観を保つようにすれば、まったく同じ動画を3つのプラットフォームで使う方法でいいと思います。

1つのプラットフォームだけでやるよりは、同じ動画を流用する方が何倍も意味があります。

ただ、3つのプラットフォーム毎に動画を変えると行っても、実際は冒頭の数秒だけを変えるだけで高い効果を見込めます。

このちょっとした作業だけで、それぞれのプラットフォームのアルゴリズムに最適化されて露出回数が増えるのです。

具体的には、YouTubeには、「結論を先に伝えること」、Instagramには「共感や美的印象で気持ちを掴む」、TikTok「意外性・感情・テンポ」の要素を冒頭箇所に組み込みます。

そして、その後の内容が全く同じでも見続けられる確率が大きく変わるということなのです。

私は、ちょっとでも余裕があるならやった方がいいひと手間だと思っています。

ただ、繰り返しになりますが、これが面倒で全くやらないのでは本末転倒です。

ブランディングのためのショート動画投稿は、バズ狙いではなく地道な「積み重ね」の作業です。

週3〜5本のペースで半年も続けられれば、必ず一定数にブランドとして認知されます。

つまり、発信を止めないこと自体が最大のブランド戦略です。